2018年7月3日 皆様お疲れ様です。早いもので、もう7月になってしまいました。梅雨もすっかり明けてしまいました。4月頃には気持ちよく仕事をされていた農家さんも今月に入り汗びっしょりで、口数が減り作業スピードも落ちてきてしまっているようです(いつも大変お疲れ様です)。私も、、、夏を乗り越えていけるか正直心配です。そのうえ来月からダンスの方も野外ステージ発表が控えているので練習も煮詰めていかねば、と焦っている笹崎です。倒れないように診療車には常に何本か飲料水を常備していますが、無理をしないように頑張っていこうと思います。 言うまでもなく繁殖農家さんは常日頃から「発情を見つけて種を付けてもらう」ことを意識されていると思います。そこで1つポイントとなるのが授精のタイミングですよね。つまり牛さんの発情を発見、さてどのタイミングで種を付けましょう?ということです。昔から推奨されている方法としてAM-PM法があります。これは文字通り発情を朝(AM:午前中)発見したら夕方(PM:午後)に授精しましょうというやり方です。さらに詳しく述べると基本的には発情(スタンディング)が12時間~15時間続き、排卵は初めのスタンディングから24~30時間後に起こるとなっています(スタンディング:他の牛が乗駕しようとした時それを許容する行動)。 ではこのようなケースはありませんでしょうか?「発情がきて種を付けてもらおうとしたけど、排卵後でタイミングが遅かった」。AM-PM法は授精が遅すぎることはあっても、早すぎることはないとの報告も出てきていますので、発情の分かりにくい牛さん(発情行動のスパンが短かったり、回数が少ない)や発情がきているのに種が何度もつかない牛さんはこの問題を抱えている可能性があります。もう一度発情行動の発見と種付けのタイミングを見直して、授精のタイミングを早めるといった対策を考えてみてはいかがでしょうか? ● 中国物産株式会社では、牛用飼料販売の営業員を募集しています。会社見学大歓迎です。募集内容はこちらからご確認ください。 前の記事 農業高校にお邪魔してきました | 次の記事 臍ヘルニアを発見!でもその前に |