2018年6月6日 最近強く実感するのが、「はたらく人間が牛舎の雰囲気や成績を大きく変えていく」ということです。 ひとりで60頭の繁殖母牛を管理していたある農家さんでは、平日に思い切ってパートさんを雇うことにしました。 パートさんには母牛のエサやりを任せていました。エサをやる時間が空いたので、農家さんは子牛の世話に専念できます。余った時間で母牛の観察をするようになりました。パートさんも、ある程度慣れてきたころにはエサが足りない部屋にはエサを足していくようになりました。母牛の体型が程よくふっくらしてきました。パートさん、仕事の空き時間に牛舎の消毒を始めました。子牛の下痢が減ってきました。農家さん、気持ちと体力に余裕がでてきたのか、牛床の交換頻度が上がってきました。 あれれ?気づけばなんだかいい感じ。 牛飼いにはたくさんのテクニックや理論がありますが、実行するのはすべて人間です。ワークマンのマンパワーが何よりも一番大切な経営改善のエッセンスなのかもしれません。 ところで、ワークマンではなくワーカーが正しい表記ですのであしからず(笑)。 ● 中国物産株式会社では、牛用飼料販売の営業員を募集しています。会社見学大歓迎です。募集内容はこちらからご確認ください。 前の記事 第187話「なんだこりゃー!教えてくださいー」 | 次の記事 第189話「子牛の下痢が悩ましい!⑭~なやましき受動免疫移行不全(FPT)~」 |