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蓮沼浩のコラム
第517話:出生人数

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2018年4月26日

 4月に入ってどこの職場も新入社員さんが入ってきて、職場の雰囲気がフレッシュな感じがします。多くの新入社員の皆さんが元気に働く姿は本当に初々しくて、見ていて何だか心が明るくなります。

やっぱり、若いっていいね~~~~~

無精ひげと、薄くなった頭髪と、増えてきた白髪と、疲れた顔つきで思わずボヤキます。
すっかりしょぼくれた中年オヤジ丸出しの小生です。もう少し身だしなみをきちんとしなくてはと思いつつ・・・・何もしていません。

実は、一部の大きな牧場や大きな診療所以外の大多数の牧場や家畜診療所などでは、新入社員などという言葉は無縁です。特に農業にかかわる仕事は地方であることが多いので、過疎高齢化、限界集落などという言葉の方が重要です。
久しぶりに新入社員などと言う言葉を聞いたと思ったら、こんな感じです。

「いや~~2人来る予定だったけど、急遽断られて採用ゼロっす!!マジでヤバいっす!」

「内定出したけど、ほとんど蹴られました!」

「いっつも募集出しているけど、そもそも人なんか来ね~~~よ!!先生誰かいい人いない???」
 
 
 
「・・・あの~~~、うちもですけど・・・」

1973年(現在45歳くらいの人)の出生人数は209.2万人です。それから毎年コンスタントに出生人数は減りまして、2016年には97.7万人とついに100万人を切りました。半分以下でござる。2017年はさらに減って94.1万人です。自然減は毎年約40万人なり。小生の住んでいる鹿児島県の出水市は5万人ちょっとなので、この数字はヒエ~~~~~という感じです。

2001年は117.1万人出生人数がいますので、現在17歳くらいの人数はこれよりも少し少ないくらいでしょう。一番問題なのは、このような新入社員さんとなる人数がこれからも毎年継続してドンドン減っていくということです。中小企業にとって、今後もさらに厳しい採用状況が続いていくことが予想されます。94.1万人の赤ちゃんが大人になるころはどうなっているのでしょう?

このような未来を見据えて何ができるか???

どのようなアクションをおこしていくのか???

日本の農業の未来はいかに???

小生、わかんな~~~~~~~い!!!!
絶えず考えながら、もがきながら、前進していくしかなさそうです。

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