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第502話:獣医師の人数雑感 その1

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2018年1月11日

 新年あけましておめでとうございます。本年もくだらない内容ばかりですが、1%ぐらいお役にたてるような内容のコラムを書いていくことができればいいな~と思っています。気楽に読んでいただけたら幸いです。
 
 
 さて、まず今年最初の一発目のコラムはズバリ獣医師の人数について色々と書いてみようと思います。昨年ず~~~~~~~~~~っと、平成28年度の獣医師の人数について農林水産省から発表されるのを待っていたのですが、やっと昨年の12月22日に発表されました!これで少しコラムのネタがもつ!!う、うれしい~~~~!!
ということで、このデータをもとに、私の独断と偏見でいろいろと考えてみたいと思います。

 まず、獣医師の総数は平成26年で39098人、平成28年は38985人と全体で113人減っています。実際に獣医事に従事する人数は平成26年の34548人、平成28年は34536人と12人の減少。実際に獣医事の仕事をしている人数はそこまで減っていません。獣医事に従事しない人数が平成26年の4550人から4449人に101人減っていることが影響しています。

 では、実際に獣医事に従事する人数が12人の減少だから、そこまで大きな変化はないのかと思いきや・・・・・

平成26年と平成28年を比べてみると、我らが産業動物獣医師の人数は4317人から、4270人へと、47人の減少!!ま、またしても人数が減っています。やっぱりか!!

 そして、公務員の獣医師が9456人から9350人へ106人の減少となっています。こちらは結構2年で減っていますね~~~。小動物診療は相変わらず手堅く、15205人から15530人へ125人の増加。本当に小動物診療の獣医師は毎年手堅く増加していますね。その他の分野では5570人から5586人へ16人の増加となっています。小動物とその他が増加し、産業動物と公務員が減少。トータルで12人の減少という結果です。

 やはり獣医さんというと、小動物診療の世界が現在は圧倒的に多数を占めていますね。獣医事に従事する人数34536人のうち44.4%が小動物診療の先生ですから、ほぼ半数になります。産業動物獣医師の人数は4270人ですから、12.4%です。公務員の獣医師のシェアは27%。産業動物獣医師と公務員獣医師の人数を合わせても13620人で39.4%なので、小動物診療獣医師数にはかないません。平成28年のデータを見ると、獣医師の人数に関してはやはり小動物診療と産業動物診療の人数の格差が広がっているところが大きなポイントではないでしょうか。産業動物診療獣医師は平成20年から安定して人数が減少しています。次回はこの点について色々思う事を書いてみようと思いますね~。

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