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笹崎直哉のコラム
アンモニアガスやホコリによる肺炎 その5

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2017年11月28日

 皆様お疲れ様です。先日いつものようにツナギを着て診療スタートというときに蓮沼所長の足元を見て目が点になってしまいました。所長が、最先端のファッションを導入していたのです。これでもかというくらいにびっくりしました。腰が抜けそうになりました。ソックスの中にズボンの先端を入れるというスタイルです。所長はツナギの足元の部分をソックスに入れ込んでいました。

今や大都会の若者や私の知り合いのダンサーでもこのスタイルを取り入れている人は少なくありません。
私は恐る恐る聞いてみました。

笹崎:は、蓮沼先生。ついにファッション意識ですか。非常にいいと思いますよ。
所長:は!!??直哉!!なーんよ!!!そんなのこれっぽっちも考えとらんわ!!長靴に足をいれ易いし、ズボンの端が出ることもないから、こうしてんのよ!!!ガハハハッ!!(事務所内に響き渡る高音且つ大音量)

所長はファッションではなく業務改善として行っていることを知った私はもちろん大事なことだと思い感心する反面、なんだかその時は切なく感じました(笑)。
 
 
 前回の続きです。
 扇風機でよく牛舎に設置してあるものとして直下型(天井から吊り下げているタイプ)があります。これは牛さんのお部屋ごとに1つずつ設置するのが理想なのですが、扇風機の設置台数や維持費を削減したいという経済的な理由もあり、下の図のように部屋の仕切りのちょうど真上にあたる部分に設置されている牛舎が多い印象があります。

空気の流れを考えてみると、やはり夏場であれば牛さんは涼しく感じてくれるのではないでしょうか。また床の乾燥にはもってこいです。成牛になると毎日の排尿、排便がとんでもない量になります。乳牛であれば、莫大な飲水量になるので床の悪化は顕著に表れてきます。

しかし、本当に風が来ているかな?この風量では少ないのではないか?おやおや、こんなところに障害物があるせいで、せっかくの空気の流れ、導線が乱れているのではないか?ということが意外にも多い時があります。

つづく

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