2017年1月23日 皆様お疲れ様です。前回のコラムでも触れましたが、先日先輩の結婚式のため東京へ向かったのですが、その際大学時代の後輩にも会う機会があり、実際に食事に行くことができました。その中でとても興味深い話があったので紹介させていただきます。その後輩はもともと体格の良い男の子なのですが、久しぶりに会ってみるとさらに筋肉質になっていたので、「どうした?なんかあったの?」と理由を聞いたら、、、なんと「人力車を引くアルバイト」、、、つまり「車夫さんのアルバイト」を始めたとのことでした(・□・;)(笑)。さすがに驚いたため会話を進めていくと、このアルバイトにはノルマが課せられており、それが何とも大変そうなのです。車夫さんに求められることは、主に3つであるそうで、1つ目はお客様の乗り心地を良い状態で車を引くこと、記念撮影スポットに対しスムーズに誘導すること、3つ目は由緒ある建築物に対するガイド能力を習得すること。実際その後輩は「ガイド能力」に力を入れているみたいで、日々勉強しているとのことで非常に感心しました。実際にその後輩の一人住まいの部屋に案内してもらいましたが、「鎌倉の大仏は~。十一面観音菩薩は~。」といったガイドに必要な書類が散在していました(笑)。もともと関西人でよくしゃべる面白い後輩だったので車夫さんとして向いているだろうなと思ったのですが、コツコツと毎日勉強しているとは驚きでした。私は人力車に乗った経験はないのですが、会話を通して是非今度乗ってみたいな、と思いました!(^^)! さて今回のコラムは人工哺育についてのお話をどんどん進めていく予定でしたが、最近寒さが厳しくなってきたので、子牛の寒さ対策をテーマに1話だけ紹介させていただきます。 ネックウォーマーは首元を温めるのを目的として使うと思うのですがこの「首元を温める行為」にポイントが隠されていました。牛さんに関わらず動物の首は薄い皮膚のすぐ下に太い血管が通っています(獣医さんが血管内注射するときのターゲットになるのが、この首を走る血管です)。このため、季節が冬に突入し、首がつめた~い冷気で冷やされてしまうと、その分冷たい血液が一気に体に運ばれてしまうので、体が冷え込んでしまう恐れがあるのです。ネックウォーマーにはこれをカバーしてくれるというメリットがあります。 それに子牛の場合は座っているときに、首を床にピタッとつけて寝ることがあまり考えられないので、ネックウォーマー床の影響で湿ってしまう、なんてことも防げるのではないかと思います。また個人的な意見なのですが、大規模経営農家さんであれば意外にもネックウォーマーは様々な色がありますので、子牛の月齢ごとに色を分けたり、ワクチンが完了した子牛だけ色分けするetc…色分けしてわかりやすくできれば一石二鳥かなと思います。 |