2016年10月20日 神社仏閣巡り。
12月になったら始めようとか、日にちで決めるのは、気候変動が激しい昨今ではちょっと難しいように感じます。12月でも結構暖かい日がありますもんね。そういうわけで、やはり、しっかりとした指標に基づいて対策がとれればいいですよね。その一つの指標として、小生は環境温度と子牛のエネルギー要求量の関係が非常にわかりやすいと思っています。生後3週齢以内の子牛の場合は脂肪の蓄積は少なく、被毛による断熱効果もすくないことから体温を維持するために普段よりも多くのエネルギーを必要とします。生後3週齢以下の子牛の維持エネルギー要求量は外気温が15℃で13%、5℃で40%増加します。生後3週齢以上の場合は外気温が5℃で維持エネルギー要求量が13%の増加になります(子牛の科学・チクサン出版社)。このことから、最低気温が15℃を下回り始めたら、ぼちぼち準備を始めて最低気温が5℃を下回るまでには完全に対策が完了しているようにできたら良いと考えています。これ以外にも敷料が濡れていたり、隙間風が入ってきたりすれば、さらに子牛の維持エネルギー要求量は高くなりますので注意しなくてはいけません。15℃と5℃という温度は冬場対策のひとつの目安になると思うので、頭の片隅に入れておいてくださいね~。 前の記事 第451話:人材の重要性 | 次の記事 第453話:アイコンタクト |